2.4. CLI を使用したユーザーパーミッションの付与
この手順では、CLI を使用して、ユーザーに独自のサービスを監視するパーミッションを付与する方法を説明します。
重要
選択したすべてのロールは、クラスター管理者が特定の namespace にバインドする必要があります。
前提条件
- cluster-admin ロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる。
- ユーザーを作成している。
-
oc
コマンドを使用してログインします。
手順
以下のコマンドを実行して、定義された namespace でロールをユーザーに割り当てます。
$ oc policy add-role-to-user <role> <user> -n <namespace>
<role>
をmonitoring-rules-view
、monitoring-rules-edit
、またはmonitoring-edit
に置き換えます。-
monitoring-rules-view
では、namespace 内のPrometheusRule
カスタムリソースの読み取りを許可します。 -
monitoring-rules-edit
では、許可された namespace に一致するPrometheusRule
カスタムリソースの作成、変更、および削除を許可します。 -
monitoring-edit
は、monitoring-rules-edit
と同じパーミッションを付与します。さらに、サービスまたは Pod の収集ターゲットの作成を許可します。また、ServiceMonitor
およびPodMonitor
リソースの作成、変更、および削除も許可します。
たとえば、ロールを
monitoring-edit
に、ユーザーをjohnsmith
に、namespace をns1
に置き換えます。これにより、メトリクスコレクションを設定し、ns1
namespace にアラートルールを作成するパーミッションがjohnsmith
に割り当てられます。-