6.4.3. Pod 内でのメモリー要求および制限の検索


Pod 内からメモリー要求および制限を動的に検出するアプリケーションでは Downward API を使用する必要があります。

手順

  1. MEMORY_REQUESTMEMORY_LIMIT スタンザを追加するように Pod を設定します。

    apiVersion: v1
    kind: Pod
    metadata:
      name: test
    spec:
      containers:
      - name: test
        image: fedora:latest
        command:
        - sleep
        - "3600"
        env:
        - name: MEMORY_REQUEST 1
          valueFrom:
            resourceFieldRef:
              containerName: test
              resource: requests.memory
        - name: MEMORY_LIMIT 2
          valueFrom:
            resourceFieldRef:
              containerName: test
              resource: limits.memory
        resources:
          requests:
            memory: 384Mi
          limits:
            memory: 512Mi
    1
    このスタンザを追加して、アプリケーションメモリーの要求値を見つけます。
    2
    このスタンザを追加して、アプリケーションメモリーの制限値を見つけます。
  2. Pod を作成します。

    $ oc create -f <file-name>.yaml
  3. リモートシェルを使用して Pod にアクセスします。

    $ oc rsh test
  4. 要求された値が適用されていることを確認します。

    $ env | grep MEMORY | sort

    出力例

    MEMORY_LIMIT=536870912
    MEMORY_REQUEST=402653184

注記

メモリー制限値は、/sys/fs/cgroup/memory/memory.limit_in_bytes ファイルによってコンテナー内から読み取ることもできます。

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