2.2.3.2.2. 設定可能な優先順位
これらの優先順位を openshift-config
namespace のスケジューラーポリシー設定マップに設定し、優先順位の機能に影響を与えるラベルを追加できます。
優先度関数のタイプは、それらが取る引数によって識別されます。これらは設定可能なため、ユーザー定義の名前が異なる場合に、同じタイプの (ただし設定パラメーターは異なる) 設定可能な複数の優先度を組み合わせることができます。
優先順位の使用方法については、スケジューラーポリシーの変更についての箇所を参照してください。
ServiceAntiAffinity
の優先度はラベルを取り、ラベルの値に基づいてノードのグループ全体に同じサービスに属する Pod を適正に分散します。これは、指定されたラベルの同じ値を持つすべてのノードに同じスコアを付与します。また Pod が最も集中していないグループ内のノードにより高いスコアを付与します。
{ "kind": "Policy", "apiVersion": "v1", "priorities":[ { "name":"<name>", 1 "weight" : 1 2 "argument":{ "serviceAntiAffinity":{ "label": "<label>" 3 } } } ] }
以下に例を示します。
{ "kind": "Policy", "apiVersion": "v1", "priorities": [ { "name":"RackSpread", "weight" : 1, "argument": { "serviceAntiAffinity": { "label": "rack" } } } ] }
カスタムラベルに基づいて ServiceAntiAffinity
パラメーターを使用しても Pod を予想通りに展開できない場合があります。Red Hat ソリューション を参照してください。
labelPreference
パラメーターは指定されたラベルに基づいて優先順位を指定します。ラベルがノードにある場合、そのノードに優先度が指定されます。ラベルが指定されていない場合は、優先度はラベルを持たないノードに指定されます。labelPreference
パラメーターのある複数の優先度が設定されている場合、すべての優先度に同じ重みが付けられている必要があります。
{ "kind": "Policy", "apiVersion": "v1", "priorities":[ { "name":"<name>", 1 "weight" : 1 2 "argument":{ "labelPreference":{ "label": "<label>", 3 "presence": true 4 } } } ] }