検索

4.2. クラスターの再起動

download PDF

クラスターの正常なシャットダウン後にクラスターを再起動できます。

前提条件

  • cluster-admin ロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる。
  • この手順では、クラスターを正常にシャットダウンしていることを前提としています。

手順

  1. 外部ストレージや LDAP サーバーなどのクラスターの依存関係すべてをオンにします。
  2. すべてのクラスターマシンを起動します。

    クラウドプロバイダーの Web コンソールなどでマシンを起動するには、ご使用のクラウド環境に適した方法を使用します。

    約 10 分程度待機してから、マスターノードのステータス確認に進みます。

  3. すべてのマスターノードが準備状態にあることを確認します。

    $ oc get nodes -l node-role.kubernetes.io/master

    以下の出力に示されているように、マスターノードのステータスが Ready の場合、マスターノードは準備状態にあります。

    NAME                           STATUS   ROLES    AGE   VERSION
    ip-10-0-168-251.ec2.internal   Ready    master   75m   v1.18.3
    ip-10-0-170-223.ec2.internal   Ready    master   75m   v1.18.3
    ip-10-0-211-16.ec2.internal    Ready    master   75m   v1.18.3
  4. マスターノードが準備状態に ない 場合、承認する必要がある保留中の証明書署名要求 (CSR) があるかどうかを確認します。

    1. 現在の CSR の一覧を取得します。

      $ oc get csr
    2. CSR の詳細をレビューし、これが有効であることを確認します。

      $ oc describe csr <csr_name> 1
      1
      <csr_name> は、現行の CSR の一覧からの CSR の名前です。
    3. それぞれの有効な CSR を承認します。

      $ oc adm certificate approve <csr_name>
  5. マスターノードが準備状態になった後に、すべてのワーカーノードが準備状態にあることを確認します。

    $ oc get nodes -l node-role.kubernetes.io/worker

    以下の出力に示されているように、ワーカーノードのステータスが Ready の場合、ワーカーノードは準備状態にあります。

    NAME                           STATUS   ROLES    AGE   VERSION
    ip-10-0-179-95.ec2.internal    Ready    worker   64m   v1.18.3
    ip-10-0-182-134.ec2.internal   Ready    worker   64m   v1.18.3
    ip-10-0-250-100.ec2.internal   Ready    worker   64m   v1.18.3
  6. ワーカーノードが準備状態に ない 場合、承認する必要がある保留中の証明書署名要求 (CSR) があるかどうかを確認します。

    1. 現在の CSR の一覧を取得します。

      $ oc get csr
    2. CSR の詳細をレビューし、これが有効であることを確認します。

      $ oc describe csr <csr_name> 1
      1
      <csr_name> は、現行の CSR の一覧からの CSR の名前です。
    3. それぞれの有効な CSR を承認します。

      $ oc adm certificate approve <csr_name>
  7. クラスターが適切に起動していることを確認します。

    1. パフォーマンスが低下したクラスター Operator がないことを確認します。

      $ oc get clusteroperators

      DEGRADED 条件が True に設定されているクラスター Operator がないことを確認します。

      NAME                                       VERSION   AVAILABLE   PROGRESSING   DEGRADED   SINCE
      authentication                             4.5.0     True        False         False      59m
      cloud-credential                           4.5.0     True        False         False      85m
      cluster-autoscaler                         4.5.0     True        False         False      73m
      config-operator                            4.5.0     True        False         False      73m
      console                                    4.5.0     True        False         False      62m
      csi-snapshot-controller                    4.5.0     True        False         False      66m
      dns                                        4.5.0     True        False         False      76m
      etcd                                       4.5.0     True        False         False      76m
      ...
    2. すべてのノードが Ready 状態にあることを確認します。

      $ oc get nodes

      すべてのノードのステータスが Ready であることを確認します。

      NAME                           STATUS   ROLES    AGE   VERSION
      ip-10-0-168-251.ec2.internal   Ready    master   82m   v1.18.3
      ip-10-0-170-223.ec2.internal   Ready    master   82m   v1.18.3
      ip-10-0-179-95.ec2.internal    Ready    worker   70m   v1.18.3
      ip-10-0-182-134.ec2.internal   Ready    worker   70m   v1.18.3
      ip-10-0-211-16.ec2.internal    Ready    master   82m   v1.18.3
      ip-10-0-250-100.ec2.internal   Ready    worker   69m   v1.18.3

クラスターが適切に起動しなかった場合、etcd バックアップを使用してクラスターを復元する必要がある場合があります。

関連情報

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.