12.8. HTTP プロキシーモードでの egress ルーター Pod のデプロイ
クラスター管理者は、トラフィックを指定された HTTP および HTTPS ベースのサービスにプロキシーするように設定された egress ルーター Pod をデプロイできます。
12.8.1. HTTP モードの egress ルーター Pod 仕様
Pod
オブジェクトで egress ルーター Pod の設定を定義します。以下の YAML は、HTTP モードでの egress ルーター Pod の設定のフィールドについて説明しています。
apiVersion: v1 kind: Pod metadata: name: egress-1 labels: name: egress-1 annotations: pod.network.openshift.io/assign-macvlan: "true" 1 spec: initContainers: - name: egress-router image: registry.redhat.io/openshift4/ose-egress-router securityContext: privileged: true env: - name: EGRESS_SOURCE 2 value: <egress-router> - name: EGRESS_GATEWAY 3 value: <egress-gateway> - name: EGRESS_ROUTER_MODE value: http-proxy containers: - name: egress-router-pod image: registry.redhat.io/ose-egress-http-proxy env: - name: EGRESS_HTTP_PROXY_DESTINATION 4 value: |- ... ...
- 1
egress-router
コンテナーを起動する前に、プライマリーネットワークインターフェイスで macvlan ネットワークインターフェイスを作成し、そのインターフェイスを Pod ネットワーク namespace に移動します。引用符を"true"
値の周囲に含める必要があります。プライマリーネットワークインターフェイス以外のネットワークインターフェイスで macvlan インターフェイスを作成するには、アノテーションの値を該当インターフェイスの名前に設定します。たとえば、eth1
を使用します。- 2
- ノードが置かれている物理ネットワークの IP アドレスは egress ルーター Pod で使用するために予約されます。オプション: サブネットの長さ
/24
接尾辞を組み込み、ローカルサブネットへの適切なルートがセットアップされるようにできます。サブネットの長さを指定しない場合、egress ルーターはEGRESS_GATEWAY
変数で指定されたホストにのみアクセスでき、サブネットの他のホストにはアクセスできません。 - 3
- ノードで使用されるデフォルトゲートウェイと同じ値です。
- 4
- プロキシーの設定方法を指定する文字列または YAML の複数行文字列です。これは、init コンテナーの他の環境変数ではなく、HTTP プロキシーコンテナーの環境変数として指定されることに注意してください。