第4章 リソースのログの表示
OpenShift CLI (oc) および Web コンソールを使用して、ビルド、デプロイメント、および Pod などの各種リソースのログを表示できます。
リソースログは、制限されたログ表示機能を提供するデフォルトの機能です。ログの取得および表示のエクスペリエンスを強化するには、OpenShift Container Platform クラスターロギング をインストールすることが推奨されます。Cluster Logging は、ノードシステムの監査ログ、アプリケーションコンテナーログ、およびインフラストラクチャーログなどの OpenShift Container Platform クラスターからのすべてのログを専用のログストアに集計します。次に、Kibana インターフェイス を使用してログデータをクエリーし、検出し、可視化できます。リソースログはクラスターロギングのログストアにアクセスしません。
4.1. リソースログの表示
OpenShift CLI (oc) および Web コンソールで、各種リソースのログを表示できます。ログの末尾から読み取られるログ。
前提条件
- OpenShift CLI (oc) へのアクセス。
手順 (UI)
OpenShift Container Platform コンソールで Workloads
Pods に移動するか、または調査するリソースから Pod に移動します。 注記ビルドなどの一部のリソースには、直接クエリーする Pod がありません。このような場合には、リソースについて Details ページで Logs リンクを特定できます。
- ドロップダウンメニューからプロジェクトを選択します。
- 調査する Pod の名前をクリックします。
- Logs をクリックします。
手順 (CLI)
特定の Pod のログを表示します。
$ oc logs -f <pod_name> -c <container_name>
ここでは、以下のようになります。
-f
- オプション: ログに書き込まれている内容に沿って出力することを指定します。
<pod_name>
- Pod の名前を指定します。
<container_name>
- オプション: コンテナーの名前を指定します。Pod に複数のコンテナーがある場合、コンテナー名を指定する必要があります。
以下に例を示します。
$ oc logs ruby-58cd97df55-mww7r
$ oc logs -f ruby-57f7f4855b-znl92 -c ruby
ログファイルの内容が出力されます。
特定のリソースのログを表示します。
$ oc logs <object_type>/<resource_name> 1
- 1
- リソースタイプおよび名前を指定します。
以下に例を示します。
$ oc logs deployment/ruby
ログファイルの内容が出力されます。