12.5.3. TCP liveness プローブの定義


以下の手順では、TCP liveness プローブを定義する設定ファイルの例について説明します。

手順

  1. このコードブロックをサンプルとして使用し、YAML 設定ファイルをカスタマイズして TCP liveness プローブを作成します。この例では、以下のようになります。

    • 初回の 120 秒の遅延後に仮想マシンインスタンスのポート 1500 をクエリーする spec.livenessProbe.tcpSocket を使用してプローブを設定します。
    • 仮想マシンインスタンスは、cloud-init を使用して、ポート 1500 に最小限の HTTP サーバーをインストールし、実行します。
    注記

    timeoutSeconds 値は periodSeconds の値よりも低い値である必要があります。timeoutSeconds のデフォルト値は 1 です。periodSeconds のデフォルト値は 10 です。

    apiVersion: kubevirt.io/v1alpha3
    kind: VirtualMachineInstance
    metadata:
      labels:
        special: vmi-fedora
      name: vmi-fedora
    spec:
      domain:
        devices:
          disks:
          - disk:
              bus: virtio
            name: containerdisk
          - disk:
              bus: virtio
            name: cloudinitdisk
        resources:
          requests:
            memory: 1024M
      livenessProbe:
        initialDelaySeconds: 120
        periodSeconds: 20
        tcpSocket:
          port: 1500
        timeoutSeconds: 10
      terminationGracePeriodSeconds: 0
      volumes:
      - name: containerdisk
        registryDisk:
          image: kubevirt/fedora-cloud-registry-disk-demo
      - cloudInitNoCloud:
          userData: |-
            #cloud-config
            password: fedora
            chpasswd: { expire: False }
            bootcmd:
              - setenforce 0
              - dnf install -y nmap-ncat
              - systemd-run --unit=httpserver nc -klp 1500 -e '/usr/bin/echo -e HTTP/1.1 200 OK\\n\\nHello World!'
        name: cloudinitdisk
  2. 以下のコマンドを実行して VirtualMachineInstance を作成します。

    $ oc create -f <file name>.yaml
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