4.6.3. OpenStack Manila CSI ドライバーのインストール
OpenStack Manila Container Storage Interface (CSI) ドライバーは、OpenStack Manila 共有を作成し、マウントできるカスタムリソース (CR) です。これは、スナップショットの作成およびスナップショットからの共有のリカバリーもサポートします。
このドライバーは、デフォルトでは OpenShift Container Platform にインストールされず、Manila CSI ドライバー Operator のインストール後にインストールする必要があります。
前提条件
- Manila CSI ドライバー Operator がインストールされている。
- OpenShift Container Platform Web コンソールまたはコマンドラインインターフェイス (CLI) へのアクセス。
UI の手順
Web コンソールから Manila CSI ドライバーをインストールするには、以下の手順を実行します。
- OpenShift Container Platform Web コンソールにログインします。
-
Operators
Installed Operators に移動します。 - 一覧から Manila CSI Driver Operator を見つけ、Operator リンクをクリックします。
ドライバーを作成します。
- Details タブで、Create Instance をクリックします。
- オプション: YAML view を選択し、表記の追加などの変更を ManilaDriver オブジェクトテンプレートに対して実行します。
Create をクリックして確定します。
重要クラスターの名前を変更し、特定の namespace を指定することはサポートされる機能ではありません。
CLI の手順
CLI から Manila CSI ドライバーをインストールするには、以下の手順を実行します。
maniladriver.yaml
などのオブジェクト YAML ファイルを作成して、ManilaDriver を定義します。maniladriver の例
apiVersion: csi.openshift.io/v1alpha1 kind: ManilaDriver metadata: name: cluster 1
- 1
- クラスターの名前を変更し、特定の namespace を指定することはサポートされる機能ではありません。
直前の手順で作成したファイルを指定して、OpenShift Container Platform クラスターに ManilaDriver CR オブジェクトを作成します。
$ oc create -f maniladriver.yaml
Operator のインストールが終了すると、Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) での RWX 永続ボリュームの動的プロビジョニングのために Manila CSI ドライバーが OpenShift Container Platform にデプロイされます。
検証
以下のコマンドを入力して、ManilaDriver CR が正常に作成されていることを確認します。
$ oc get all -n openshift-manila-csi-driver
出力例
NAME READY STATUS RESTARTS AGE pod/csi-nodeplugin-nfsplugin-lzvpm 1/1 Running 0 18h pod/csi-nodeplugin-nfsplugin-slvg2 1/1 Running 0 18h pod/csi-nodeplugin-nfsplugin-xmps9 1/1 Running 0 18h pod/openstack-manila-csi-controllerplugin-7d4f5d985b-mw4x5 3/3 Running 0 17h pod/openstack-manila-csi-nodeplugin-6xchs 2/2 Running 0 18h pod/openstack-manila-csi-nodeplugin-bkcmz 2/2 Running 0 18h pod/openstack-manila-csi-nodeplugin-rlpps 2/2 Running 0 18h NAME DESIRED CURRENT READY UP-TO-DATE AVAILABLE NODE SELECTOR AGE daemonset.apps/csi-nodeplugin-nfsplugin 3 3 3 3 3 18h daemonset.apps/openstack-manila-csi-nodeplugin 3 3 3 3 3 18h NAME READY UP-TO-DATE AVAILABLE AGE deployment.apps/openstack-manila-csi-controllerplugin 1/1 1 1 18h NAME DESIRED CURRENT READY AGE replicaset.apps/openstack-manila-csi-controllerplugin-7d4f5d985b 1 1 1 17h
以下のコマンドを入力して、ストレージクラスが正常に作成されていることを確認します。
$ oc get storageclasses | grep -E "NAME|csi-manila-"
出力例
NAME PROVISIONER RECLAIMPOLICY VOLUMEBINDINGMODE ALLOWVOLUMEEXPANSION AGE csi-manila-gold manila.csi.openstack.org Delete Immediate false 18h