3.2.5. デフォルトの Elasticsearch ログストアを使用しない場合の未使用のコンポーネントの削除
管理者がログをサードパーティーのログストアに転送し、デフォルトの Elasticsearch ログストアを使用しない場合には、ロギングクラスターからいくつかの未使用のコンポーネントを削除できます。
つまり、デフォルトの Elasticsearch ログストアを使用しない場合、内部 Elasticsearch logStore
、Kibana visualization
、およびログ curation
コンポーネントを ClusterLogging
カスタムリソース (CR) から削除することができます。これらのコンポーネントの削除はオプションですが、これによりリソースを節約できます。
前提条件
ログフォワーダーがログデータをデフォルトの内部 Elasticsearch クラスターに送信しないことを確認します。ログ転送の設定に使用した
ClusterLogForwarder
CR YAML ファイルを検査します。これにはdefault
を指定するoutputRefs
要素が ない ことを確認します。以下に例を示します。outputRefs: - default
ClusterLogForwarder
CR がログデータを内部 Elasticsearch クラスターに転送し、ClusterLogging
CR から logStore
コンポーネントを削除するとします。この場合、内部 Elasticsearch クラスターはログデータを保存するために表示されません。これがないと、データが失われる可能性があります。
手順
openshift-logging
プロジェクトでClusterLogging
カスタムリソース (CR) を編集します。$ oc edit ClusterLogging instance
-
これらが存在する場合、
logStore
、visualization
、curation
スタンザをClusterLogging
CR から削除します。 ClusterLogging
CR のcollection
スタンザを保持します。結果は以下の例のようになります。apiVersion: "logging.openshift.io/v1" kind: "ClusterLogging" metadata: name: "instance" namespace: "openshift-logging" spec: managementState: "Managed" collection: logs: type: "fluentd" fluentd: {}
Flunentd Pod が再デプロイされていることを確認します。
$ oc get pods -n openshift-logging
追加リソース