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See documentation for the latest supported version 3 or the latest supported version 4.1.6.5. Jaeger の設定
					Service Mesh Operator は ServiceMeshControlPlane リソースを作成する際に、Jaeger リソースも作成します。次に Jaeger Operator は Jaeger インスタンスの作成時にこのオブジェクトを使用します。
				
					ServiceMeshControlPlane で指定されるデフォルトの Jaeger パラメーターは以下のとおりです。
				
デフォルトの all-in-one Jaeger パラメーター
| パラメーター | 説明 | 値 | デフォルト値 | 
|---|---|---|---|
tracing enabled 
 |   このパラメーターは、Service Mesh でトレースを有効/無効にします。Jaeger がデフォルトでインストールされます。  |   
									  |   
									  | 
jaeger template 
 |   このパラメーターは、使用する Jaeger デプロイメントストラテジーを指定します。  |  
  |   
									  | 
						ServiceMeshControlPlane リソースのデフォルトのテンプレートは、インメモリーストレージを使用する all-in-one のデプロイメントストラテジーです。実稼働環境では、サポートされている唯一のストレージオプションが Elasticsearch であるため、実稼働環境内に Service Mesh をデプロイする際には、production-elasticsearch テンプレートを要求するように ServiceMeshControlPlane を設定する必要があります。
					
1.6.5.1. Elasticsearch の設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
						デフォルトの Jaeger デプロイメントストラテジーでは、all-in-one テンプレートを使用するため、最小のリソースでインストールを完了できます。ただし、all-in-one テンプレートはインメモリーストレージを使用するので、開発、デモまたはテスト目的での使用を推奨しています。実稼働環境には使用しないでください。
					
						実稼働環境で Service Mesh および Jaeger をデプロイする場合、テンプレートを production-elasticsearch テンプレートに変更する必要があります。これは Jaeger のストレージのニーズに対応するために Elasticsearch を使用します。
					
Elasticsearch はメモリー集約型アプリケーションです。デフォルトの OpenShift Container Platform インストールで指定されたノードの初期セットは、Elasticsearch クラスターをサポートするのに十分な大きさではない場合があります。デフォルトの Elasticsearch 設定は、ユースケースと OpenShift Container Platform インストール用に必要とするリソースに一致するように変更する必要があります。resources ブロックを有効な CPU 値およびメモリー値で変更することにより、各コンポーネントの CPU およびメモリーの制限の両方を調整することができます。推奨容量 (以上) のメモリーを使用して実行する場合は、追加のノードをクラスターに追加する必要があります。OpenShift Container Platform インストールに必要となるリソースを超えていないことを確認してください。
Elasticsearch を使用したデフォルトの実稼働 Jaeger パラメーター
| パラメーター | 説明 | 値 | デフォルト値 | 例 | 
|---|---|---|---|---|
tracing: enabled 
 |   このパラメーターは、Service Mesh でトレースを有効/無効にします。Jaeger がデフォルトでインストールされます。  |   
										  |   
										  | |
ingress: enabled 
 |   このパラメーターは、Jaeger の Ingress を有効/無効にします。  |   
										  |   
										  | |
jaeger template 
 |   このパラメーターは、使用する Jaeger デプロイメントストラテジーを指定します。  |   
										  |   
										  | |
elasticsearch: nodeCount 
 |   作成する Elasticsearch ノードの数。  |   整数値。  |   1  |   概念実証 = 1、最小デプロイメント = 3  | 
requests: cpu 
 |   ご使用の環境設定に基づく、要求に対する中央処理単位の数。  |   コアまたはミリコアで指定されます (例: 200m、0.5、1)。  |   1Gi  |   概念実証 = 500m、最小デプロイメント = 1  | 
requests: memory 
 |   ご使用の環境設定に基づく、要求に使用できるメモリー。  |   バイト単位で指定されます (例: 200Ki、50Mi、5Gi)。  |   500m  |   概念実証 = 1Gi、最小デプロイメント = 16Gi*  | 
limits: cpu 
 |   ご使用の環境設定に基づく、中央処理単位数の制限。  |   コアまたはミリコアで指定されます (例: 200m、0.5、1)。  |   概念実証 = 500m、最小デプロイメント = 1  | |
limits: memory 
 |   ご使用の環境設定に基づく、利用可能なメモリー制限。  |   バイト単位で指定されます (例: 200Ki、50Mi、5Gi)。  |   概念実証 = 1Gi、最小デプロイメント = 16Gi*  | |
 |   * 各 Elasticsearch ノードはこれより低い値のメモリー設定でも動作しますが、これは実稼働環境でのデプロイメントには推奨されません。実稼働環境で使用する場合、デフォルトで各 Pod に割り当てる設定を 16Gi 未満にすることはできず、Pod ごとに最大 64Gi を割り当てることを推奨します。  | |||
手順
- 
								
cluster-adminロールを持つユーザーとして OpenShift Container Platform Web コンソールにログインします。 - 
								Operators 
Installed Operators に移動します。  - Red Hat OpenShift Service Mesh Operator をクリックします。
 - Istio Service Mesh Control Plane タブをクリックします。
 - 
								コントロールプレーンのファイル名 (
basic-installなど) をクリックします。 - YAML タブをクリックします。
 - 
								Jaeger パラメーターを編集し、デフォルトの 
all-in-oneテンプレートをproduction-elasticsearchテンプレートのパラメーターに置き換え、ユースケースに合わせて変更します。インデントが正しいことを確認します。 - Save をクリックします。
 - Reload をクリックします。OpenShift Container Platform は Jaeger を再デプロイし、指定されたパラメーターに基づいて Elasticsearch リソースを作成します。