1.8. データの可視化および可観測性
Kiali コンソールでアプリケーションのトポロジー、健全性、およびメトリクスを表示できます。サービスに問題がある場合、Kiali コンソールは、サービス経由でデータフローを視覚化する方法を提供します。抽象アプリケーションからサービスおよびワークロードまで、さまざまなレベルでのメッシュコンポーネントに関する洞察を得ることができます。また Kiali は、リアルタイムで namespace のインタラクティブなグラフビューを提供します。
アプリケーション経由でのデータフローは、アプリケーションがインストールされている場合に確認することができます。独自のアプリケーションがインストールされていない場合、Bookinfo サンプルアプリケーション をインストールして、Red Hat OpenShift Service Mesh での可観測性の機能を確認できます。
Bookinfo サンプルアプリケーションのインストール後に、トラフィックをメッシュに送信します。以下のコマンドを数回入力します。
$ curl http://$GATEWAY_URL/productpage
サンプルアプリケーションが正しく設定されている場合、このコマンドはアプリケーションの productpage
マイクロサービスにアクセスするユーザーをシミュレートします。
1.8.1. Kiali コンソールへのアクセス
コンソールにアクセスするには、メニューバーで Application launcher > Kiali をクリックします。
- OpenShift Container Platform メニューバーで、Application launcher > Kiali をクリックします。
- OpenShift Container Platform コンソールにアクセスするときに使用するものと同じユーザー名とパスワードを使用して Kiali コンソールにログインします。
-
Namespace フィールドでサービスのプロジェクトを選択します。Bookinfo のサンプルをインストールしている場合は、
bookinfo
を選択します。
コマンドラインでの手順
CLI からこのコマンドを実行して、ルートおよび Kiali URL を取得します。
$ oc get routes
kiali
行の出力で、HOST/PORT 列の URL を使用し、Kiali コンソールを開きます。OpenShift Container Platform コンソールにアクセスするときに使用するものと同じユーザー名とパスワードを使用して Kiali コンソールにログインします。Namespace フィールドでサービスのプロジェクトを選択します。
初回ログイン時に、表示するパーミッションを持つメッシュ内のすべての namespace を表示する Overview ページが表示されます。