5.4.3. Operator Pod ステータスのクエリー
クラスター内の Operator Pod およびそれらのステータスを一覧表示できます。詳細な Operator Pod の要約を収集することもできます。
前提条件
-
cluster-admin
ロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる。 - API サービスが機能している。
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OpenShift CLI (
oc
) がインストールされている。
手順
クラスターで実行されている Operator を一覧表示します。出力には、Operator バージョン、可用性、およびアップタイムの情報が含まれます。
$ oc get clusteroperators
Operator の namespace で実行されている Operator Pod を一覧表示し、Pod のステータス、再起動、および経過時間を一覧表示します。
$ oc get pod -n <operator_namespace>
詳細な Operator Pod の要約を出力します。
$ oc describe pod <operator_pod_name> -n <operator_namespace>
Operator の問題がノード固有の問題である場合、そのノードで Operator コンテナーのステータスをクエリーします。
ノードのデバッグ Pod を起動します。
$ oc debug node/my-node
/host
をデバッグシェル内の root ディレクトリーとして設定します。デバッグ Pod は、Pod 内の/host
にホストの root ファイルシステムをマウントします。root ディレクトリーを/host
に変更すると、ホストの実行パスに含まれるバイナリーを実行できます。# chroot /host
注記Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) を実行する OpenShift Container Platform 4.5 クラスターノードは変更できず、Operator を使用してクラスターの変更を適用します。SSH を使用したクラスターノードへのアクセスは推奨されず、ノードは accessed のテイントのマークが付けられます。ただし、OpenShift Container Platform API が利用できない場合や、kubelet がターゲットノードで適切に機能しない場合、
oc
操作がその影響を受けます。この場合は、代わりにssh core@<node>.<cluster_name>.<base_domain>
を使用してノードにアクセスできます。状態および関連付けられた Pod ID を含む、ノードのコンテナーについての詳細を一覧表示します。
# crictl ps
ノード上の特定の Operator コンテナーについての情報を一覧表示します。以下の例では、
network-operator
コンテナーに関する情報を一覧表示します。# crictl ps --name network-operator
- デバッグシェルを終了します。