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3.5. クラスターロギングストレージの設定

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Elasticsearch はメモリー集約型アプリケーションです。デフォルトのクラスターロギングインストールでは、メモリー要求およびメモリー制限の両方に対して 16G のメモリーをデプロイします。初期設定の OpenShift Container Platform ノードのセットは、Elasticsearch クラスターをサポートするのに十分な大きさではない場合があります。その場合、推奨されるサイズ以上のメモリーを使用して実行できるようにノードを OpenShift Container Platform クラスターに追加する必要があります。各 Elasticsearch ノードはこれより低い値のメモリー設定でも動作しますが、これは実稼働環境には推奨されません。

3.5.1. クラスターロギングおよび OpenShift Container Platform のストレージについての考慮事項

永続ボリュームは、それぞれの Elasticsearch デプロイメントに 1 つのデータノードに対して 1 つのデータボリュームを持たせるために必要です。OpenShift Container Platform では、これは永続ボリューム要求 (PVC) を使用して実行されます。

Elasticsearch Operator は Elasticsearch リソース名を使って PVC に名前を付けます。詳細は、永続 Elasticsearch ストレージを参照してください。

注記

永続ストレージにローカルボリュームを使用する場合は、LocalVolume オブジェクトの volumeMode: block で記述される raw ブロックボリュームを使用しないでください。Elasticsearch は raw ブロックボリュームを使用できません。

Fluentd は systemd ジャーナル および /var/log/containers/ から Elasticsearch にログを送信します。

このため、必要なデータ量とアプリケーションログデータの集計方法を事前に検討しておく必要があります。一部の Elasticsearch ユーザーは、絶対的なストレージ使用率をおよそ 50% に維持し、常に 70% 未満にする必要があることを確認しています。これは、大規模なマージ操作を実行する際に Elasticsearch が応答しなくなる状態を避けるのに役立ちます。

デフォルトでは、85% になると Elasticsearch は新規データのノードへの割り当てを停止し、90% になると Elasticsearch は可能な場合に、該当ノードから別のノードへ既存シャードの移動を試行します。ただし、85% 未満の空き容量を持つノードがない場合、Elasticsearch は新規インデックスの作成を拒否し、ステータスは RED になります。

注記

これらの基準値 (高い値および低い値を含む) は現行リリースにおける Elasticsearch のデフォルト値です。これらの値を変更することはできますが、いずれの変更もアラートにも適用する必要があります。アラートはこれらのデフォルト値に基づくものです。

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