7.12.4.3.2. CLI でのデフォルトストレージクラスの確認
CLI でデフォルトのストレージクラスを確認できます。
デフォルトのストレージクラスが NFS ではない場合、デフォルトのストレージクラスを NFS に変更し、既存のデフォルトストレージクラスをデフォルト設定を解除できるように変更する必要があります。複数のデフォルトストレージクラスが定義されている場合、VirtualMachineImport CR はアルファベット順で最初に表示されるデフォルトストレージクラスを使用します。
手順
以下のコマンドを入力して実行してストレージクラスを取得します。
$ oc get sc
default
ストレージクラスが出力に表示されます。
出力例
NAME PROVISIONER RECLAIMPOLICY VOLUMEBINDINGMODE ALLOWVOLUMEEXPANS ... standard (default) kubernetes.io/cinder Delete WaitForFirstConsumer true
デフォルトストレージクラスの変更
AWS を使用している場合は、以下のプロセスを使用してデフォルトのストレージクラスを変更します。このプロセスでは、gp2
と standard
の 2 つのストレージクラスが定義されており、デフォルトのストレージクラスを gp2
から standard
に変更する必要がある場合を想定しています。
ストレージクラスを一覧表示します。
$ oc get storageclass
出力例
NAME TYPE gp2 (default) kubernetes.io/aws-ebs 1 standard kubernetes.io/aws-ebs
- 1
(default)
はデフォルトのストレージクラスを示します。
デフォルトのストレージクラスのアノテーション
storageclass.kubernetes.io/is-default-class
の値をfalse
に変更します。$ oc patch storageclass gp2 -p '{"metadata": {"annotations": {"storageclass.kubernetes.io/is-default-class": "false"}}}'
アノテーションを追加するか、またはアノテーションを
storageclass.kubernetes.io/is-default-class=true
として変更することで、別のストレージクラスをデフォルトにします。$ oc patch storageclass standard -p '{"metadata": {"annotations": {"storageclass.kubernetes.io/is-default-class": "true"}}}'
変更内容を確認します。
$ oc get storageclass
出力例
NAME TYPE gp2 kubernetes.io/aws-ebs standard (default) kubernetes.io/aws-ebs