4.11.2.5. GCP でのサービスアカウントの作成
OpenShift Container Platform には、Google API でデータにアクセスするための認証および承認を提供する Google Cloud Platform (GCP) サービスアカウントが必要です。プロジェクトに必要なロールが含まれる既存の IAM サービスアカウントがない場合は、これを作成する必要があります。
前提条件
- クラスターをホストするプロジェクトを作成しています。
手順
- OpenShift Container Platform クラスターをホストするために使用するプロジェクトでサービスアカウントを作成します。GCP ドキュメントで サービスアカウントの作成 を参照してください。
サービスアカウントに適切なパーミッションを付与します。付随する個別のパーミッションを付与したり、
オーナー
ロールをこれに割り当てることができます。特定のリソースのサービスアカウントへのロールの付与 を参照してください。注記サービスアカウントをプロジェクトの所有者にすることが必要なパーミッションを取得する最も簡単な方法になります。 つまりこれは、サービスアカウントはプロジェクトを完全に制御できることを意味します。この権限を提供することに伴うリスクが受け入れ可能であるかどうかを判別する必要があります。
JSON 形式でサービスアカウントキーを作成します。GCP ドキュメントの サービスアカウントキーの作成 を参照してください。
クラスターを作成するには、サービスアカウントキーが必要になります。
4.11.2.5.1. 必要な GCP パーミッション
作成するサービスアカウントに オーナー
ロールを割り当てると、OpenShift Container Platform のインストールに必要なパーミッションも含め、そのサービスアカウントにすべてのパーミッションが付与されます。OpenShift Container Platform クラスターをデプロイするには、サービスアカウントに以下のパーミッションが必要です。クラスターを既存の VPC にデプロイする場合、サービスアカウントでは一部のネットワークのパーミッションを必要としません。これについては、以下の一覧に記載されています。
インストールプログラムに必要なロール
- Compute 管理者
- セキュリティー管理者
- サービスアカウント管理者
- サービスアカウントユーザー
- ストレージ管理者
インストール時のネットワークリソースの作成に必要なロール
- DNS 管理者
ユーザーによってプロビジョニングされる GCP インフラストラクチャーに必要なロール
- Deployment Manager Editor
- サービスアカウントキー管理者
オプションのロール
クラスターで Operator の制限された認証情報を新たに作成できるようにするには、以下のロールを追加します。
- サービスアカウントキー管理者
ロールは、コントロールプレーンおよびコンピュートマシンが使用するサービスアカウントに適用されます。
アカウント | ロール |
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コントロールプレーン |
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コンピュート |
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