1.2.2.4. セキュリティーに関する考慮事項


OpenShift Container Platform 3.11 から OpenShift Container Platform 4.5 へ移行する際に、考慮事項となる以下のセキュリティーの変更を確認してください。

検出エンドポイントへの認証されていないアクセス

OpenShift Container Platform 3.11 では、認証されていないユーザーは検出エンドポイント (例: /api/* および /apis/*) にアクセスできました。セキュリティー上の理由から、検出エンドポイントへの認証されていないアクセスは OpenShift Container Platform 4.5 で許可されなくなりました。認証されていないアクセスを許可する必要がある場合は、必要に応じて RBAC を設定できます。 ただし、これにより内部クラスターコンポーネントが外部ネットワークに公開される可能性があるため、セキュリティー上の影響を考慮してください。

アイデンティティープロバイダー

アイデンティティープロバイダーの設定は、以下の主な変更点を含め、 OpenShift Container Platform 4 で変更されています。

  • OpenShift Container Platform 4.5 の要求ヘッダーアイデンティティープロバイダーには相互 TLS が必要ですが、OpenShift Container Platform 3.11 ではこれは必要ではありませんでした。
  • OpenID Connect アイデンティティープロバイダーの設定は OpenShift Container Platform 4.5 で単純化されています。OpenShift Container Platform 3.11 で以前に指定される必要のあったデータが、プロバイダーの /.well-known/openid-configuration エンドポイントから取得できるようになりました。

詳細は、アイデンティティープロバイダー設定について を参照してください。

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