4.17. OADP のバックアップ


4.17.1. アプリケーションのバックアップ

頻繁にバックアップを行うと、Backup Storage Location のストレージが消費される可能性があります。S3 バケットなどの非ローカルバックアップを使用する場合は、バックアップの頻度、保持期間、永続ボリューム (PV) のデータ量を確認してください。取得したバックアップはすべて期限が切れるまで残るため、スケジュールの有効期限 (TTL) 設定も確認してください。

Backup カスタムリソース (CR) を作成することで、アプリケーションをバックアップできます。詳細は、バックアップ CR の作成 を参照してください。

  • Backup CR は、Kubernetes リソースと内部イメージのバックアップファイルを S3 オブジェクトストレージに作成します。
  • クラウドプロバイダーがネイティブスナップショット API を備えている場合、または CSI スナップショットをサポートしている場合、Backup CR はスナップショットを作成することによって永続ボリューム (PV) をバックアップします。CSI スナップショットの操作の詳細は、CSI スナップショットを使用した永続ボリュームのバックアップ を参照してください。

CSI ボリュームスナップショットの詳細は、CSI ボリュームスナップショット を参照してください。

重要

オブジェクトストレージのバケット作成を自動化する CloudStorage API は、テクノロジープレビュー機能のみです。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat は、実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビュー機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行い、フィードバックを提供していただくことを目的としています。

Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。

注記

CloudStorage API は、CloudStorage オブジェクトを使用しており、OADP で CloudStorage API を使用して BackupStorageLocation として使用する S3 バケットを自動的に作成するためのテクノロジープレビュー機能です。

CloudStorage API は、既存の S3 バケットを指定して BackupStorageLocation オブジェクトを手動作成することをサポートしています。現在、S3 バケットを自動的に作成する CloudStorage API は、AWS S3 ストレージに対してのみ有効です。

PodVolumeRestore が …​/.snapshot: read-only file system エラーで失敗する

…/.snapshot ディレクトリーは、複数の NFS サーバーによって使用されるスナップショットコピーディレクトリーです。このディレクトリーにはデフォルトで読み取り専用アクセスが設定されているため、Velero はこのディレクトリーに復元できません。

Velero に .snapshot ディレクトリーへの書き込みアクセス権を付与しないでください。また、このディレクトリーへのクライアントアクセスを無効にしてください。

重要

OpenShift API for Data Protection (OADP) は、他のソフトウェアで作成されたボリュームスナップショットのバックアップをサポートしていません。

4.17.1.1. バックアップと復元を実行する前にリソースをプレビューする

OADP は、タイプ、namespace、またはラベルに基づいてアプリケーションリソースをバックアップします。そのため、バックアップが完了した後にリソースを確認できます。同様に、復元操作が完了した後も、namespace、永続ボリューム (PV)、またはラベルに基づいて、復元されたオブジェクトを確認できます。事前にリソースをプレビューするには、バックアップおよび復元操作のドライランを実行します。

前提条件

  • OADP Operator がインストールされている。

手順

  1. 実際のバックアップを実行する前に、バックアップに含まれるリソースをプレビューするには、次のコマンドを実行します。

    $ velero backup create <backup-name> --snapshot-volumes false 
    1
    1
    --snapshot-volumes パラメーターの値を false に指定します。
  2. バックアップリソースの詳細を確認するには、次のコマンドを実行します。

    $ velero describe backup <backup_name> --details 
    1
    1
    バックアップの名前を指定します。
  3. 実際の復元を実行する前に、復元に含まれるリソースをプレビューするには、次のコマンドを実行します。

    $ velero restore create --from-backup <backup-name> 
    1
    1
    バックアップリソースを確認するために、作成したバックアップの名前を指定します。
    重要

    velero restore create コマンドは、クラスター内に復元リソースを作成します。リソースを確認した後、復元中に作成されたリソースを削除する必要があります。

  4. 復元リソースの詳細を確認するには、次のコマンドを実行します。

    $ velero describe restore <restore_name> --details 
    1
    1
    復元の名前を指定します。

バックアップ操作の前または後にコマンドを実行するためのバックアップフックを作成できます。バックアップフックの作成 を参照してください。

Backup CR の代わりに Schedule CR を作成することにより、バックアップをスケジュールできます。Schedule CR を使用したバックアップのスケジュール設定 を参照してください。

4.17.1.2. 既知の問題

OpenShift Container Platform 4.14 は、Restic 復元プロセス中に Pod の readiness を妨げる可能性がある Pod セキュリティーアドミッション (PSA) ポリシーを強制します。 

この問題は OADP 1.1.6 および OADP 1.2.2 リリースで解決されており、これらのリリースにアップグレードすることが推奨されます。

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