3.4.6.2. コンポーネント間のバインディング接続の作成


重要

サービスバインディングはテクノロジープレビュー機能としてのみご利用いただけます。テクノロジープレビュー機能は Red Hat の実稼働環境でのサービスレベルアグリーメント (SLA) ではサポートされていないため、Red Hat では実稼働環境での使用を推奨していません。Red Hat は実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行いフィードバックを提供していただくことを目的としています。

Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲についての詳細は、https://access.redhat.com/ja/support/offerings/techpreview/ を参照してください。

注記

現時点で、etcd などのいくつかの特定の Operator や PostgresSQL Database Operator のサービスインスタンスのみがバインド可能です。

Operator がサポートするコンポーネントとのバインディング接続を確立できます。

この手順では、PostgreSQL データベースサービスと Node.js アプリケーション間のバインディング接続の作成例を説明します。PostgreSQL Database Operator がサポートするサービスでバインディング接続を作成するには、まずサポートする CatalogSource リソースを使用して Red Hat が提供する PostgreSQL データベース Operator を OperatorHub に追加し、Operator をインストールする必要があります。次に、PostreSQL Database Operator はシークレット、設定マップ、ステータス、および仕様属性のバインディング情報を公開する Database リソースを作成し、管理します。

前提条件

  • Developer パースペクティブを使用して Node.js アプリケーションを作成し、デプロイしている。
  • OperatorHub から Service Binding Operator をインストールしている。

手順

  1. Red Hat が提供する PostgresSQL Database Operator を OperatorHub に追加するサポートする CatalogSource を作成します。

    1. +Add ビューで、YAML オプションをクリックし、 Import YAML 画面を表示します。
    2. 以下の YAML ファイルを追加して CatalogSource リソースを適用します。

      apiVersion: operators.coreos.com/v1alpha1
      kind: CatalogSource
      metadata:
          name: sample-db-operators
          namespace: openshift-marketplace
      spec:
          sourceType: grpc
          image: quay.io/redhat-developer/sample-db-operators-olm:v1
          displayName: Sample DB OLM registry
          updateStrategy:
              registryPoll:
                  interval: 30m
    3. Create をクリックして、CatalogSource をクラスターに作成します。
  2. Red Hat が提供する PostgreSQL データベース Operator をインストールします。

    1. コンソールの Administrator パースペクティブで、Operators OperatorHub に移動します。
    2. Database カテゴリーで、PostgreSQL Database Operator を選択して、これをインストールします。
  3. アプリケーションのデータベース (DB) インスタンスを作成します。

    1. Developer パースペクティブに切り替え、test-project などの適切なプロジェクトにいることを確認します。
    2. +Add ビューで、YAML オプションをクリックし、 Import YAML 画面を表示します。
    3. エディターでサービスインスタンスの YAML を追加し、Create をクリックしてサービスをデプロイします。以下は、サービス YAML のサンプルです。

      apiVersion: postgresql.baiju.dev/v1alpha1
      kind: Database
      metadata:
       name: db-demo
      spec:
       image: docker.io/postgres
       imageName: postgres
       dbName: db-demo

      DB インスタンスが Topology ビューにデプロイされます。

  4. Topology ビューで Node.js コンポーネントにマウスを合わせて、ノードの矢印を確認します。
  5. 矢印をクリックし、db-demo-postgresql サービスにドラッグし、Node.js アプリケーションとのバインディング接続を確立します。サービスバインディング要求が作成され、Service Binding Operator コントローラーは DB 接続情報を環境変数としてアプリケーションのデプロイメントに挿入します。要求が正常に行われると、アプリケーションが再デプロイされ、接続が確立されます。

    図3.5 バインディングコネクター

    odc binding connector
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