3.2.5.6. Elasticsearch を使用した証明書の管理


Red Hat Elasticsearch Operator を使用して、証明書を作成および管理できます。Red Hat Elasticsearch Operator を使用して証明書を管理すると、複数の Jaeger Collector で単一の Elasticsearch クラスターを使用することもできます。

重要

Elasticsearch を使用した証明書の管理は、テクノロジープレビュー機能のみです。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat は実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。

テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行いフィードバックを提供していただくことを目的としています。Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。

バージョン 2.4 以降、Red Hat OpenShift 分散トレースプラットフォーム Operator は、Elasticsearch カスタムリソースで次のアノテーションを使用して、証明書の作成を Red Hat Elasticsearch Operator に委譲します。

  • logging.openshift.io/elasticsearch-cert-management: "true"
  • logging.openshift.io/elasticsearch-cert.jaeger-<shared-es-node-name>: "user.jaeger"
  • logging.openshift.io/elasticsearch-cert.curator- <shared-es-node-name>: "system.logging.curator"

ここで、<shared-es-node-name> は Elasticsearch ノードの名前です。たとえば、custom-es という名前の Elasticsearch ノードを作成する場合には、カスタムリソースは次の例のようになります。

アノテーションを表示する Elasticsearch CR の例

apiVersion: logging.openshift.io/v1
kind: Elasticsearch
metadata:
  annotations:
    logging.openshift.io/elasticsearch-cert-management: "true"
    logging.openshift.io/elasticsearch-cert.jaeger-custom-es: "user.jaeger"
    logging.openshift.io/elasticsearch-cert.curator-custom-es: "system.logging.curator"
  name: custom-es
spec:
  managementState: Managed
  nodeSpec:
    resources:
      limits:
        memory: 16Gi
      requests:
        cpu: 1
        memory: 16Gi
  nodes:
    - nodeCount: 3
      proxyResources: {}
      resources: {}
      roles:
        - master
        - client
        - data
      storage: {}
  redundancyPolicy: ZeroRedundancy

前提条件

  • OpenShift Container Platform 4.7
  • Red Hat OpenShift のロギングサブシステム: 5.2
  • Elasticsearch ノードと Jaeger インスタンスは同じ namespace にデプロイする必要があります。(例: traceing-system)。

Jaeger カスタムリソースで spec.storage.elasticsearch.useCertManagementtrue に設定して、証明書管理を有効にします。

useCertManagement を示す例

apiVersion: jaegertracing.io/v1
kind: Jaeger
metadata:
  name: jaeger-prod
spec:
  strategy: production
  storage:
    type: elasticsearch
    elasticsearch:
      name: custom-es
      doNotProvision: true
      useCertManagement: true

Red Hat OpenShift 分散トレースプラットフォーム Operator は、Elasticsearch カスタムリソース を Jaeger カスタムリソースの spec.storage.elasticsearch.name の値に設定します。

証明書は Red Hat Operator によってプロビジョニングされ、Red Hat 分散トレースプラットフォーム Operator が証明書を挿入します。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.