1.2.15.6. レジストリーにスコープ指定された ImageContentSourcePolicy オブジェクトの生成
oc adm catalog mirror
コマンドは、元のコンテナーイメージリポジトリーを、通常は非接続環境内のミラーリングされる新しい場所にマップする ImageContentSourcePolicy
(ICSP) オブジェクトを生成します。新規または変更後の ICSP がクラスターに適用されると、これは CRI-O の設定ファイルに変換され、各ノードに配置されます。ノードに設定ファイルを配置するプロセスには、ノードの再起動が含まれます。
今回の機能拡張により、--icsp-scope
フラグが oc adm catalog mirror
に追加されました。スコープはレジストリーまたはリポジトリーのいずれかにすることができます。デフォルトで、oc adm catalog mirror
コマンドは各エントリーがリポジトリーに固有となる ICSP を生成します。たとえば、registry.redhat.io/cloud/test-db
を mirror.internal.customer.com/cloud/test-db
にマップします。ICSP ファイルでミラーをレジストリースコープに拡張すると、クラスターがそのノードを再起動する必要がある回数が最小限に抑えられます。同じ例を使用して registry.redhat.io
は mirror.internal.customer.com
にマップします。
ICSP の範囲が広く設定されると、今後 ICSP の変更が必要となる回数を減らすことができ、クラスターがすべてのノードを再起動しなければならない回数も減ります。