1.2.17.2. アラートルールの変更
OpenShift Container Platform 4.6 には、以下のアラートルールの変更が含まれます。
-
PrometheusOperatorListErrors
アラートが追加されています。アラートは、コントローラーでリスト操作の実行時にエラーを通知します。 -
PrometheusOperatorWatchErrors
アラートが追加されています。アラートは、コントローラーで監視操作の実行時にエラーを通知します。 -
KubeQuotaExceeded
アラートはKubeQuotaFullyUsed
に置き換えられます。以前のバージョンでは、KubeQuotaExceeded
アラートは、リソースクォータが 90% のしきい値を超える場合に実行されました。KubeQuotaFullyUsed
アラートは、リソースクォータが十分に使用される場合に実行されます。 - etcd アラートは、メトリクスのカスタムラベルの追加をサポートするようになりました。
-
KubeAPILatencyHigh
およびKubeAPIErrorsHigh
アラートはKubeAPIErrorBudgetBurn
アラートによって置き換えられます。KubeAPIErrorBudgetBurn
は、API エラーと待ち時間についてのアラートを統合し、状態が深刻な場合にのみ実行されます。 - kubelet によって公開される readiness および liveness プローブメトリクスが収集されるようになりました。これにより、コンテナーに関する過去の liveness および readiness データが提供されます。これは、コンテナーの問題のトラブルシューティングに役立ちます。
- Thanos Ruler のアラートルールが更新され、記録ルールおよびアラートルールが正しく評価されない場合にアラートが送信されます。今回の更新により、Thanos Ruler でのルールおよびアラートの評価が完了しない場合に重大アラートが失われなくなりました。
-
KubeStatefulSetUpdateNotRolledOut
アラートは、ステートフルなセットがデプロイされる際に実行されないように更新されます。 -
KubeDaemonSetRolloutStuck
アラートは、デーモンセットのロールアウトの進捗に対応するように更新されます。 - 原因ベースのアラートの重大度が critical から warning に調整されます。
注記
Red Hat は、メトリクス、記録ルールまたはアラートルールの後方互換性を保証しません。