7.7.2.4. RDP コンソールの使用による Windows 仮想マシンへの接続


Remote Desktop Protocol (RDP) は、Windows 仮想マシンに接続するためのより使いやすいコンソールを提供します。

RDP を使用して Windows 仮想マシンに接続するには、割り当てられた L2 NIC の IP アドレスを RDP クライアントに対して指定します。

前提条件

  • QEMU ゲストエージェントがインストールされた実行中の Windows 仮想マシン。qemu-guest-agent は VirtIO ドライバーに含まれています。
  • 仮想マシンに接続された layer-2 NIC。
  • Windows 仮想マシンと同じネットワーク上のマシンにインストールされた RDP クライアント。

手順

  1. アクセストークンを持つユーザーとして、oc CLI ツールを使って OpenShift Virtualization クラスターにログインします。

    $ oc login -u <user> https://<cluster.example.com>:8443
  2. oc describe vmi を使用して、実行中の Windows 仮想マシンの設定を表示します。

    $ oc describe vmi <windows-vmi-name>

    出力例

    ...
    spec:
      networks:
      - name: default
        pod: {}
      - multus:
          networkName: cnv-bridge
        name: bridge-net
    ...
    status:
      interfaces:
      - interfaceName: eth0
        ipAddress: 198.51.100.0/24
        ipAddresses:
          198.51.100.0/24
        mac: a0:36:9f:0f:b1:70
        name: default
      - interfaceName: eth1
        ipAddress: 192.0.2.0/24
        ipAddresses:
          192.0.2.0/24
          2001:db8::/32
        mac: 00:17:a4:77:77:25
        name: bridge-net
    ...

  3. レイヤー 2 ネットワークインターフェイスの IP アドレスを特定し、これをコピーします。これは直前の例では 192.0.2.0 であり、IPv6 を選択する場合は 2001:db8:: になります。
  4. RDP クライアントを開き、接続用に直前の手順でコピーした IP アドレスを使用します。
  5. Administrator ユーザー名およびパスワードを入力して、Windows 仮想マシンに接続します。
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