7.16.3.3. データボリュームテンプレートの使用による、クローン作成された永続ボリューム要求 (PVC) からの仮想マシンの新規作成
既存の仮想マシンの永続ボリューム要求 (PVC) のクローンをデータボリュームに作成する仮想マシンを作成できます。仮想マシンマニフェストの dataVolumeTemplate
を参照することにより、source
PVC のクローンがデータボリュームに作成され、これは次に仮想マシンを作成するために自動的に使用されます。
データボリュームが仮想マシンのデータボリュームテンプレートの一部として作成されると、データボリュームのライフサイクルは仮想マシンに依存します。つまり、仮想マシンが削除されると、データボリュームおよび関連付けられた PVC も削除されます。
前提条件
- 使用する既存の仮想マシンディスクの PVC を判別すること。クローン作成の前に、PVC に関連付けられた仮想マシンの電源を切る必要があります。
-
OpenShift CLI (
oc
) をインストールしている。
手順
- 関連付けられた PVC の名前および namespace を特定するために、クローン作成に必要な仮想マシンを確認します。
VirtualMachine
オブジェクトの YAML ファイルを作成します。以下の仮想マシンのサンプルでは、source-namespace
namespace にあるmy-favorite-vm-disk
のクローンを作成します。favorite-clone
という2Gi
データはmy-favorite-vm-disk
から作成されます。以下に例を示します。
apiVersion: kubevirt.io/v1alpha3 kind: VirtualMachine metadata: labels: kubevirt.io/vm: vm-dv-clone name: vm-dv-clone 1 spec: running: false template: metadata: labels: kubevirt.io/vm: vm-dv-clone spec: domain: devices: disks: - disk: bus: virtio name: root-disk resources: requests: memory: 64M volumes: - dataVolume: name: favorite-clone name: root-disk dataVolumeTemplates: - metadata: name: favorite-clone spec: pvc: accessModes: - ReadWriteOnce resources: requests: storage: 2Gi source: pvc: namespace: "source-namespace" name: "my-favorite-vm-disk"
- 1
- 作成する仮想マシン。
PVC のクローンが作成されたデータボリュームで仮想マシンを作成します。
$ oc create -f <vm-clone-datavolumetemplate>.yaml