7.18.2.2. Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) 8 でのホストパスプロビジョナー用の SELinux の設定
HostPathProvisioner
カスタムリソースを作成する前に、SELinux を設定する必要があります。Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) 8 ワーカーで SELinux を設定するには、各ノードに MachineConfig
オブジェクトを作成する必要があります。
前提条件
ホストパスプロビジョナーが作成する永続ボリューム (PV) 用に、各ノードにバッキングディレクトリーを作成すること。
重要/
パーティションは RHCOS で読み取り専用であるため、バッキングディレクトリーをファイルシステムの root ディレクトリーに置かないでください。たとえば、/var/<directory_name>
は使用できますが、/<directory_name>
は使用できません。
手順
MachineConfig
ファイルを作成します。以下に例を示します。$ touch machineconfig.yaml
ファイルを編集し、ホストパスプロビジョナーが PV を作成するディレクトリーを組み込みます。以下に例を示します。
apiVersion: machineconfiguration.openshift.io/v1 kind: MachineConfig metadata: name: 50-set-selinux-for-hostpath-provisioner labels: machineconfiguration.openshift.io/role: worker spec: config: ignition: version: 3.1.0 systemd: units: - contents: | [Unit] Description=Set SELinux chcon for hostpath provisioner Before=kubelet.service [Service] ExecStart=/usr/bin/chcon -Rt container_file_t <backing_directory_path> 1 [Install] WantedBy=multi-user.target enabled: true name: hostpath-provisioner.service
- 1
- プロビジョナーが PV を作成するバッキングディレクトリーを指定します。このディレクトリーは、ファイルシステムの root ディレクトリー (
/
) に置かないでください。
MachineConfig
オブジェクトを作成します。$ oc create -f machineconfig.yaml -n <namespace>