7.18.10.2. データボリュームのクローン作成


前提条件

smart-cloning が実行されるには、以下の条件が必要です。

  • ストレージプロバイダーはスナップショットをサポートする必要がある。
  • ソースおよびターゲット PVC は、同じ namespace に定義される必要がある。
  • ソースおよびターゲット PVC は、同じストレージクラスに定義される必要がある。
  • VolumeSnapshotClass オブジェクトは、ソースおよびターゲット PVC の両方に定義されるストレージクラスを参照する必要がある。

これらの前提条件のいずれかが満たされない場合、PVC ソースでデータボリュームを作成すると、ホスト支援型クローンが自動的に実行されます。

手順

データボリュームのクローン作成を開始するには、以下を実行します。

  1. 新規データボリュームの名前、ソース PVC の名前および namespace、および新規データボリュームのサイズを指定する DataVolume オブジェクトの YAML ファイルを作成します。この例では、ソース PVC のクローンをブロックモードで作成し、volumeMode: Block が使用されます。

    apiVersion: cdi.kubevirt.io/v1beta1
    kind: DataVolume
    metadata:
      name: <cloner-datavolume> 1
    spec:
      source:
        pvc:
          namespace: "<source-namespace>" 2
          name: "<my-favorite-vm-disk>" 3
      pvc:
        accessModes:
          - ReadWriteMany
        resources:
          requests:
            storage: <2Gi> 4
        volumeMode: Block 5
    1
    新規データボリュームの名前。
    2
    ソース PVC が存在する namespace。
    3
    ソース PVC の名前。
    4
    新規データボリュームのサイズ。十分な領域を割り当てる必要があります。そうでない場合には、クローン操作は失敗します。サイズはソース PVC と同じか、またはそれよりも大きくなければなりません。
    5
    宛先がブロック PV であることを指定します。
  2. データボリュームを作成して PVC のクローン作成を開始します。

    $ oc create -f <cloner-datavolume>.yaml
    注記

    データボリュームは仮想マシンが PVC の作成前に起動することを防ぐため、PVC のクローン作成中に新規データボリュームを参照する仮想マシンを作成できます。

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