7.15.4.3. VM Import ウィザードを使用した仮想マシンのインポート


VM Import ウィザードを使用して、単一の仮想マシンをインポートできます。

手順

  1. Web コンソールで、Workloads Virtual Machines をクリックします。
  2. Create Virtual Machine をクリックし、Import with Wizard を選択します。
  3. Provider 一覧で Red Hat Virtualization (RHV) を選択します。
  4. Connect to New Instance または保存された RHV インスタンスを選択します。

    • Connect to New Instance を選択する場合は、以下のフィールドに入力します。

      • API URL: https://<RHV_Manager_FQDN>/ovirt-engine/api など。
      • CA certificate: Browse をクリックして RHV Manager CA 証明書をアップロードするか、またはフィールドに CA 証明書を貼り付けます。

        以下のコマンドを実行して CA 証明書を表示します。

        $ openssl s_client -connect <RHV_Manager_FQDN>:443 -showcerts < /dev/null

        CA 証明書は、出力内の 2 番目の証明書です。

      • Username: RHV Manager ユーザー名 (例: ocpadmin@internal)
      • Password: RHV Manager パスワード
    • 保存された RHV インスタンスを選択する場合、ウィザードは保存された認証情報を使用して RHV インスタンスに接続します。
  5. Check and Save をクリックし、接続が完了するまで待ちます。

    注記

    接続の詳細はシークレットに保存されます。正しくない URL、ユーザー名またはパスワードを使用してプロバイダーを追加する場合、Workloads Secrets をクリックし、プロバイダーのシークレットを削除します。

  6. クラスターおよび仮想マシンを選択します。
  7. Next をクリックします。
  8. Review 画面で、設定を確認します。
  9. オプション:Start virtual machine on creation を選択します。
  10. Edit をクリックして、以下の設定を更新します。

    • General Name: 仮想マシン名は 63 文字に制限されます。
    • General Description: 仮想マシンの説明 (オプション)。

      • Storage Class: NFS または ocs-storagecluster-ceph-rbd を選択します。

        ocs-storagecluster-ceph-rbd を選択する場合、ディスクの Volume ModeBlock に設定する必要があります。

      • Advanced Volume Mode: Block を選択します。
    • Advanced Volume Mode: Block を選択します。
    • Networking Network: 利用可能なネットワーク割り当て定義オブジェクトの一覧からネットワークを選択できます。
  11. インポート設定を編集した場合は、Import または Review and Import をクリックします。

    Successfully created virtual machine というメッセージが表示され、仮想マシンに作成されたリソースの一覧が表示されます。仮想マシンが Workloads Virtual Machines に表示されます。

仮想マシンウィザードのフィールド
名前パラメーター説明

Template

 

仮想マシンの作成に使用するテンプレート。テンプレートを選択すると、他のフィールドが自動的に入力されます。

ソース

PXE

PXE メニューから仮想マシンをプロビジョニングします。クラスターに PXE 対応の NIC が必要になります。

URL

HTTP または S3 エンドポイントで利用できるイメージから仮想マシンをプロビジョニングします。

コンテナー

クラスターからアクセスできるレジストリーの起動可能なオペレーティングシステムコンテナーから仮想マシンをプロビジョニングします。例: kubevirt/cirros-registry-disk-demo

Disk

ディスクから仮想マシンをプロビジョニングします。

Operating System

 

仮想マシン用に選択される主なオペレーティングシステム。

Flavor

small、medium、large、tiny、Custom

仮想マシンに割り当てられる CPU およびメモリーの量を決定するプリセット。Flavor に設定される Preset はオペレーティングシステムによって決まります。

Memory

 

仮想マシンに割り当てられるメモリーのサイズ (GiB 単位)。

CPU

 

仮想マシンに割り当てられる CPU の量。

Workload Profile

High Performance

高パフォーマンスのワークロードに対して最適化された仮想マシン設定。

Server

サーバーワークロードの実行に最適化されたプロファイル。

Desktop

デスクトップで使用するための仮想マシン設定。

名前

 

この名前には、小文字 (a-z)、数字 (0-9)、およびハイフン (-) を含めることができ、最大 253 文字を使用できます。最初と最後の文字は英数字にする必要があります。この名前には、大文字、スペース、ピリオド (.)、または特殊文字を使用できません。

説明

 

オプションの説明フィールド。

Start virtual machine on creation

 

これを選択すると、作成時に仮想マシンが自動的に起動します。

ネットワークフィールド
名前説明

名前

ネットワークインターフェイスコントローラーの名前。

モデル

ネットワークインターフェイスコントローラーのモデルを示します。サポートされる値は e1000e および virtio です。

ネットワーク

利用可能なネットワーク接続定義の一覧。

Type

利用可能なバインディングメソッドの一覧。デフォルトの Pod ネットワークについては、masquerade が唯一の推奨されるバインディングメソッドになります。セカンダリーネットワークの場合は、 bridge バインディングメソッドを使用します。masquerade メソッドは、デフォルト以外のネットワークではサポートされません。

MAC Address

ネットワークインターフェイスコントローラーの MAC アドレス。MAC アドレスが指定されていない場合、これは自動的に割り当てられます。

ストレージフィールド
名前説明

ソース

仮想マシンの空のディスクを選択するか、または URLContainerAttach Cloned Disk、または Attach Disk などの選択可能なオプションから選択します。既存ディスクを選択し、これを仮想マシンに割り当てるには、利用可能な Persistent Volume Claim (永続ボリューム要求、PVC) の一覧から Attach Cloned Disk または Attach Disk を選択します。

名前

ディスクの名前。この名前には、小文字 (a-z)、数字 (0-9)、ハイフン (-) およびピリオド (.) を含めることができ、最大 253 文字を使用できます。最初と最後の文字は英数字にする必要があります。この名前には、大文字、スペース、または特殊文字を使用できません。

Size (GiB)

ディスクのサイズ (GiB)。

Interface

ディスクデバイスのタイプ。サポートされるインターフェイスは、virtIOSATA、および SCSI です。

Storage Class

ディスクの作成に使用されるストレージクラス。

Advanced Volume Mode

永続ボリュームがフォーマットされたファイルシステムまたは raw ブロック状態を使用するかどうかを定義します。デフォルトは Filesystem です。

ストレージの詳細設定
名前パラメーター説明

ボリュームモード

Filesystem

ファイルシステムベースのボリュームで仮想ディスクを保存します。

Block

ブロックボリュームで仮想ディスクを直接保存します。基礎となるストレージがサポートしている場合は、 Block を使用します。

アクセスモード [1]

Single User (RWO)

ディスクは単一ノードで読み取り/書き込みとしてマウントできます。

Shared Access (RWX)

ディスクは数多くのノードで読み取り/書き込みとしてマウントできます。

Read Only (ROX)

ディスクは数多くのノードで読み取り専用としてマウントできます。

  1. コマンドラインインターフェイスを使用してアクセスモードを変更できます。
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