15.3.6.2. データボリュームの状態とイベントの分析
describe コマンドで生成される Conditions セクションおよび Events セクションを検査することにより、永続ボリューム要求 (PVC) に関連してデータボリュームの状態を判別します。また、操作がアクティブに実行されているか、または完了しているかどうかを判断します。
また、データボリュームのステータスに関する特定の詳細、およびどのように現在の状態になったかに関する情報を提供するメッセージを受信する可能性があります。
状態の組み合わせは多数あります。それぞれは一意のコンテキストで評価される必要があります。
各種の組み合わせの例を以下に示します。
Bound- この例では、正常にバインドされた PVC が表示されます。TypeはBoundであるため、StatusはTrueになります。PVC がバインドされていない場合、StatusはFalseになります。PVC がバインドされると、PVC がバインドされていることを示すイベントが生成されます。この場合、
ReasonはBoundで、StatusはTrueです。Messageはデータボリュームを所有する PVC を示します。EventsセクションのMessageには、PVC がバインドされている期間 (Age) や、どのリソース (From) (この場合はdatavolume-controller) によってバインドされているかなどの詳細が示されます。出力例:
Status: Conditions: Last Heart Beat Time: 2020-07-15T03:58:24Z Last Transition Time: 2020-07-15T03:58:24Z Message: PVC win10-rootdisk Bound Reason: Bound Status: True Type: Bound ... Events: Type Reason Age From Message ---- ------ ---- ---- ------- Normal Bound 24s datavolume-controller PVC example-dv BoundRunning- この場合、TypeがRunningで、StatusがFalseであることに注意してください。これは、試行された操作が失敗する原因となったイベントが発生し、Status がTrueからFalseに変化したことを示しています。ただし、
ReasonがCompletedであり、MessageフィールドにはImport Completeが表示されることに注意してください。Eventsセクションには、ReasonおよびMessageに失敗した操作に関する追加のトラブルシューティング情報が含まれます。この例では、Eventsセクションの最初のWarningに一覧表示されるMessageに、404によって接続できないことが示唆されます。この情報から、インポート操作が実行中であり、データボリュームにアクセスしようとしている他の操作との競合が発生したと結論付けることができます。
出力例:
Status: Conditions: Last Heart Beat Time: 2020-07-15T04:31:39Z Last Transition Time: 2020-07-15T04:31:39Z Message: Import Complete Reason: Completed Status: False Type: Running ... Events: Type Reason Age From Message ---- ------ ---- ---- ------- Warning Error 12s (x2 over 14s) datavolume-controller Unable to connect to http data source: expected status code 200, got 404. Status: 404 Not FoundReady:TypeがReadyであり、StatusがTrueの場合、以下の例のようにデータボリュームは使用可能な状態になります。データボリュームがまだ使用できない状態の場合、StatusはFalseになります。出力例:
Status: Conditions: Last Heart Beat Time: 2020-07-15T04:31:39Z Last Transition Time: 2020-07-15T04:31:39Z Status: True Type: Ready