5.6.2.6. リソース要求および制限の適用


kubelet が Pod の一部としてコンテナーを起動すると、kubelet はそのコンテナーの要求および制限をメモリーおよび CPU の要求および制限をコンテナーランタイムに渡します。Linux では、コンテナーランタイムは、定義した制限を適用して有効にするカーネル cgroup を設定します。

CPU 制限は、コンテナーが使用できる CPU 時間を定義します。各スケジューリング期間中、Linux カーネルはこの制限を超えるかどうかを確認します。その場合、カーネルは、cgroup の実行を再開できるようにするまで待機します。

複数の異なるコンテナー (cgroup) を競合するシステムで実行する場合、CPU 要求が大きいワークロードには、要求が小さいワークロードよりも多くの CPU 時間が割り当てられます。メモリー要求は Pod のスケジューリング時に使用されます。cgroups v2 を使用するノードでは、コンテナーランタイムがメモリーリクエストをヒントとして使用して、memory.min および memory.low の値を設定する場合があります。

コンテナーがこの制限を超えるメモリーを割り当てようとすると、Linux カーネルのメモリー不足サブシステムがアクティブになり、メモリーを割り当てようとしたコンテナー内のプロセスの 1 つを停止して介入します。Pod またはコンテナーのメモリー制限は、emptyDir などのメモリーベースのボリュームのページにも適用できます。

kubelet は、ローカルの一時ストレージとしてではなく、コンテナーメモリーが使用されているときに tmpfs emptyDir ボリュームを追跡します。コンテナーがメモリー要求を超え、それが実行されているノードが全体的にメモリー不足になった場合、Pod のコンテナーが削除される可能性があります。

重要

コンテナーは、長期間にわたって CPU 制限を超えることはできません。コンテナーのランタイムは、CPU 使用率が過剰に使用されている場合も Pod またはコンテナーを停止しません。リソース制限のためにコンテナーをスケジュールできないか、強制終了されているかを判断するには、Compliance Operator のトラブルシューティング を参照してください。

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